llc2_config - LLC2 インタフェースのパラメータの構成
/usr/lib/llc2/llc2_config [-P | -U | -d | -q | -i ppa | -r ppa]
llc2_config ユーティリティーは、LLC2 サブシステムを起動/停止したり、LLC2 インタフェースのパラメータを構成したりするために使用されます。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
デバッグモードをオンに設定にします。追加のデバッグ情報は表示されません。
ファイル /etc/llc2/default/llc2.ppa を使用して、対応するインタフェースを初期化します。
すべての /etc/llc2/default/llc2.* 構成ファイルを読み取り、そのファイルで定義されているデバイスを開いて、LLC2 がこれらのデバイスを使用するために必要なストリームを設定します。これを実行する前、llc2_config –q は何も表示しません。
LLC2 サブシステムに照会します。LLC2 モジュールの下で使用可能なすべての PPA (物理接続点) に対して、次の例のような情報が表示されます。
PPA State ID MACAddr Type MaxSDU MinSDU Mode 0 up 0000 0800208a217e ethernet 1500 0 3
次に、表示されるフィールドについて説明します。
インタフェースの相対的な論理位置。
インタフェースの状態。
インタフェースは初期化され、動作しています。
インタフェースは LLC2 ドライバによって「検出され」、ブート時の診断情報を渡して、初期化を待っています。
インタフェースは LLC2 ドライバに認識されていますが、ブート時に実行された整合性検査の 1 つまたは複数に失敗しました。これには、割り込み要求や共有メモリー競合の検出、またはレベル 0 の診断の実行中に検出された障害が含まれる可能性があります。
インタフェース ID。
インタフェースで現在有効な MAC アドレス。
MAC のタイプ。現在サポートされているタイプには次のものがあります。
10 メガビット Ethernet
Ethernet タイプデバイス
4/16 メガビットトークンリング
100M ビット光ファイバ分散データインタフェース
このインタフェース上で転送される最大サービスデータユニットサイズ。
このインタフェースでサポートされるサービスモード。このフィールドは、/usr/include/sys/dlpi.h でも定義されている、サポートされるモードのビット単位の論理和で構成されています。
対応するインタフェースの初期化を解除します。このオプションを使用したあとに –i オプションを使用することによって、インタフェースに関連付けられたパラメータを変更できます。
LLC2 サブシステムによって使用されたすべてのストリームを破棄します。これは –P オプションの逆です。これが実行されたあと、llc2_config –q は何も表示しません。
LLC2 構成ファイル
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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llc2_autoconfig(1), llc2(4), attributes(5), llc2(7D)
このユーティリティーは Oracle Solaris の将来のリリースから削除される可能性があります。