deroff - nroff/troff、tbl、および eqn 構造体の削除
deroff [-m [m | s | l]] [-w] [-i] [filename...]
deroff は、各 filenames を順に読み取り、すべての troff(1) 要求、マクロ呼び出し、バックスラッシュ構文、eqn(1) 構文 (.EQ 行と .EN 行の間、および区切り文字の間にある)、および tbl(1) 記述を削除し、それらをスペース (ブランクとブランク行) で置き換えて、ファイルの残りを標準出力に書き込みます。deroff は、インクルードされたファイルのチェーン (.so および .nx troff コマンド) に従います。ファイルがすでにインクルードされている場合、そのファイルを指定する .so は無視されて、そのファイルを指定する .nx は実行を終了します。入力ファイルが指定されていない場合、deroff は標準入力を読み込みます。
–m オプションの後には、m、s、または l を続けることができます。–mm オプションを使用するとマクロが解釈されて、実行テキストだけが出力されます (つまり、マクロ行からのテキストは出力されません)。–ml オプションは –mm オプションを強制し、mm マクロに対応するリストを削除します。
–w オプションが指定されている場合、出力はワードリストです。1 行ごとに 1 ワードが示され、他の文字はすべて削除されます。そうでない場合、出力は元のものに従い、前述のとおり削除されます。テキスト中の「ワード」は、少なくとも 2 つの文字を含み、英字、数字、アンパサント (&)、およびアポストロフィ (') からなる任意の文字列です。一方、マクロ呼び出しでは、「ワード」は少なくとも 2 文字から始まり、合計で 3 文字以上の文字列です。区切り文字は、英字、数字、アポストロフィ、およびアンパサント以外の任意の文字です。末尾のアポストロフィとアンパサントは、「ワード」から削除されます。
deroff に .so および .nx コマンドを無視させます。–
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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eqn(1), nroff(1), tbl(1), troff(1), attributes(5)
deroff は、完全な troff インタプリタではないため、微妙な構文では混乱が生じることがあります。そのような場合、構文中の実際の問題を示すよりも多くのエラーメッセージ出力されます。
–ml オプションは、入れ子構造になっているリストを正しく処理できません。