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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

pargs(1)

名前

pargs - プロセス引数、環境変数、または補助ベクトルの表示

形式

pargs [-aceFlx] [pid | core]...

説明

pargs ユーティリティーは、ターゲットプロセスまたはプロセスコアファイルを検査して、引数、環境変数と値、またはプロセス補助ベクトルを表示します。

pargs は、表示できない文字をエスケープ 8 進数として、\xxx の形式で出力します。ただし、その文字が formats(5) の「Escape Sequences」のセクションで指定されているいずれかの文字である場合は、そのセクションで指定されているとおりに表示します。

pargs は、ターゲットプロセスのロケールに応じて動作しようとします。ターゲットプロセスと pargs プロセスが共通の文字エンコーディングを共有していない場合、pargsiconv(3C) 機能を使用して、抽出された文字列を表示可能な形式で生成しようとします。そのような変換が不可能な場合、文字列は 7 ビット ASCII で表示されます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–a

argv[] に含まれているプロセス引数を表示します (デフォルト)。

–c

ターゲットのロケールに関係なく、ターゲットプロセス内の文字列を 7 ビット ASCII でエンコードされた文字列と同様に処理します。iconv(3C) の使用は無効になります。

–e

_environ シンボル、または /proc/pid/psinfopr_envp によって指定される、プロセスの環境変数と値を表示します。

–F

強制。別のプロセスが制御していても、ターゲットプロセスを捕捉します。

–l

引数を単一のコマンド行で表示します。コマンド行は、/bin/sh による解釈に適した方法で表示されます。引数の中に表示できない文字が含まれている場合、またはターゲットプロセスが別のロケールを使用している場合は、警告メッセージが表示されます。結果として表示されるコマンド行は、/bin/sh によって正しく解釈されない場合があります。

–x

プロセス補助ベクトルを表示します。

オペランド

次のオペランドがサポートされています。

pid

プロセス ID リスト。

core

プロセスコアファイル。

使用法

–F フラグを使用するときは注意してください。2 つの制御プロセスを 1 つの犠牲プロセスに課すと混乱することがあります。プライマリ制御プロセス (通常はデバッガ) が犠牲プロセスを停止しており、プライマリ制御プロセスが当該の proc ツールの適用時に何も実行していない場合のみ、安全性が確保されます。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

正常終了。

0 以外

エラーが発生した (該当するプロセスがない、アクセス権が拒否された、オプションが無効など)。

ファイル

/proc/pid/*

プロセス情報および制御ファイル。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
インタフェースの安定性
確実

関連項目

proc(1), iconv(3C), proc(4), ascii(5), attributes(5), environ(5), formats(5)