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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

refer(1)

名前

refer - 参考文献データベースの拡張および参照の挿入

形式

refer [-ben] [-ar] [-cstring] [-kx] [-lm,n] [-p 
filename] 
     [-skeys] filename...

説明

refer は、参照を検出して書式設定する nroff(1) または troff(1) のプリプロセッサです。入力ファイル (デフォルトでは標準入力) は標準出力にコピーされますが、`. [' と `. ]' コマンド行の間にある行については例外です。これらの行は、lookbib(1) に関するキーワードが含まれていると想定され、参考文献データベースからの情報で置換されます。ユーザーは検索を回避したり、フィールドをオーバーライドしたり、新しいフィールドを追加したりできます。あらゆるソースからの参照データは、troff 文字列のセットに割り当てられます。ms(5) などのマクロパッケージは、これらの文字列から完成した参照テキストを出力します。フラグはテキスト内の参照ポイントに配置されます。デフォルトでは、参照は番号で示されます。

refereqn(1)neqn、または tbl(1) と一緒に使用される場合、パイプ経由で渡されるデータ量を最小限に抑えるために、シーケンス内で refer を最初に使用する必要があります。

オプション

–b

ベアモード - テキスト (番号またはラベル) のフラグを含めないようにします。

–e

次の形式のシーケンスが現れるまで、参照が発生したときに参照を放置せずに累積させます。

.[
$LIST$
.]

その後、これまでに収集されたすべての参照を書き出します。同じソースへの参照を縮小します。

–n

デフォルトファイルを検索しません。

–ar

最初の r 個の著者名を逆順にします (J. A. Jones を Jones, J. A. にします)。r が省略された場合、すべての著者名が逆順になります。

–cstring

キー文字が string であるフィールドを大文字にします (SMALL CAPS を使用)。

–kx

番号参照の代わりに、文字 %x で始まる参照データ行に指定されるラベルを使用します。デフォルトでは、xL です。

–lm,n

番号参照の代わりに、上席著者の姓と出版年によるラベルを使用します。姓の先頭 m 文字と日付の最後の n 桁が使用されます。m または n のいずれかが省略された場合、名前全体または日付全体がそれぞれ使用されます。

–p filename

検索される参照のファイルとして次の引数を取得します。デフォルトのファイルが最後に検索されます。

–skeys

キー文字が keys 文字列で指定されるフィールドで参照をソートし、テキストの参照番号を適宜並べ替えます。このオプションを使用すると、–e オプションも暗黙的に指定されます。keys のキー文字の後には、そのようなフィールドが何回使用されるかを示す数値が続き、+ 記号は非常に大きい数値を示します。デフォルトは ADで、上席著者および日付でソートします。たとえば、すべての著者でソートしてから日付でソートするには、オプション –sA+T を使用します。

ファイル

/usr/lib/refer

プログラムのディレクトリ

/usr/lib/refer/papers

デフォルトの出版物リストおよび索引のディレクトリ

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
text/doctools

関連項目

addbib(1), eqn(1), indxbib(1), lookbib(1), nroff(1), roffbib(1), sortbib(1), tbl(1), troff(1), attributes(5)