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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

logger(1)

名前

logger - システムログへのエントリの追加

形式

logger [-i] [-f file] [-p priority] [-t tag] [message] ...

説明

logger コマンドは、コマンド行から 1 行のエントリをシステムログファイルに追加する方法を提供しています。1 つ以上の message 引数をコマンド行に指定できます。その場合、それぞれがすぐに記録されます。指定しない場合は、–f で示されているファイルまたは標準入力がログに追加されます。それ以外の場合は、file を指定できます。その場合、ファイル内の各行が記録されます。どちらも指定しない場合、logger は標準入力から 1 行ごとにメッセージを読み取って記録します。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–ffile

記録するメッセージとして file の内容を使用します。

–i

logger プロセスのプロセス ID を各行に記録します。

–ppriority

指定された priority でメッセージを入力します。メッセージの優先度は、数値で、またはfacility.level ペアとして指定できます。たとえば、`–p local3.info' は、local3 機能の info レベルにメッセージの優先度を割り当てます。デフォルトの優先度は user.notice です。

–ttag

ログに追加される各行を指定された tag でマークします。

オペランド

次のオペランドを指定できます。

message

文字列引数の 1 つであり、内容は指定された順序で空白文字 1 文字で区切られて連結されます。

使用例 1 logger コマンドの例

次の例を見てください。

example% logger System rebooted

メッセージ `System rebooted' をデフォルト優先度レベル notice で記録し、機能 user へのその他のメッセージとして syslogd によって処理します。

次の例:

example% logger -p local0.notice -t HOSTIDM -f /dev/idmc

ファイル /dev/idmc から読み取り、そのファイルの各行にタグ `HOSTIDM' を付加して優先度レベル notice でメッセージとして記録し、機能 local0 へのその他のメッセージとしてsyslogd によって処理します。

環境変数

logger の実行に影響する環境変数 (LANG、LC_ALL、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH) の説明については、environ(5) を参照してください。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

正常終了。

>0

エラーが発生した。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
インタフェースの安定性
確実
標準
standards(5) を参照してください。

関連項目

mailx(1)write(1)syslogd(1M)syslog(3C)attributes(5)environ(5)standards(5)