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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

head(1)

名前

head - ファイルの最初の数行の表示

形式

/usr/bin/head [-number | -n number] [filename]...

説明

head ユーティリティーは、filename で指定された各ファイルについて、先頭の何行か (行数は number で指定) を標準出力に出力します。filename が指定されない場合、head は標準入力から行をコピーします。number のデフォルト値は 10 行です。

複数のファイルが指定された場合、各ファイルの先頭は次のようになります。

==> filename <==

したがって、複数の小さいファイルの内容を、各ファイルを識別できるように表示する際、一般的な方法として、次のようにこのコマンドを使用できます。

example% head -9999 filename1 filename2 ...

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–n number

各入力ファイルの先頭の何行を標準出力に書き出すか、その行数を number で指定します。number の値は正の整数でなければなりません。

number

number は正の整数で、意味は前述の –n number 指定と同じです。

オプションが指定されていない場合、head–n 10 が指定されたものとして動作します。

オペランド

次のオペランドを指定できます。

filename

入力ファイルのパス名。file オペランドを指定しないと、標準入力が使用されます。

使用法

ファイルが 2G バイト (231 バイト) 以上ある場合の head の動作については、largefile(5) を参照してください。

使用例 1 ディレクトリ中のすべてのファイルの先頭 10 行を出力する

次の例は、ピリオドで始まるものを除くディレクトリ中のすべてのファイルの先頭の 10 行を出力します。

example% head *

環境変数

head の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(5) を参照してください。 LANG、LC_ALL、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

正常終了。

>0

エラーが発生した。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
CSI
有効
インタフェースの安定性
確実
標準
standards(5) を参照してください。

関連項目

cat(1), more(1), pg(1), tail(1), attributes(5), environ(5), largefile(5), standards(5)